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鯨肉の美容と健康効果

高たんぱく低脂肪で低カロリー。生活習慣病予防やダイエットに。

くじらの赤肉は牛、豚、鶏肉の脂肪の少ない部位と比べても低脂肪で良質な蛋白質が多く、カロリーも低めです。
畜肉からの脂肪摂取量が多くなりすぎている傾向のある日本人にとって、鯨肉は最適のたんぱく源であり、生活習慣病予防やダイエットに効果的な食品となっています。

低コレステロールで、血管疾患予防に。

総務省が発表した「日本人の食事摂取基準」(2005‐2010年度版)では生活習慣病予防のため、減らすべき栄養素としてコレステロール、増やすべき栄養素として人間が体内で合成できない、n-3系脂肪酸があげられました。
下記グラフからも見て取れるように、鯨肉は畜肉、魚肉と比べても低コレステロールで、n-3の脂肪酸を多く含んでいるため、日本人の健康に最適な食材だと言えます。なかでも血液の擬固を抑制し、血管系の病気の予防、発癌の予防効果も期待でき注目されているEPA(エイコサペンタエン酸)や頭が良くなることで知られているDHA(ドコサヘキサエン酸)の割合が多くなっています。またくじらにはEPAの10分の1の量でEPAと同様の血管疾患予防効果が認められると報告のあるDPA(ドコサペンタエン酸)も含まれています。
n-3系脂肪酸:α‐リノレン酸、EPA、DHA、DPAなどの不飽和脂肪酸。

吸収されやすい鉄分が豊富。

くじらの赤肉には日本人に不足しがちな鉄分が多く含まれています。鉄は摂取しても吸収されにくく、欠乏すると貧血の原因となります。鯨肉は吸収性のよいヘモグロビン鉄の形で含まれており、鉄分の補給源として優秀な食品といえます。

認知症予防効果が期待される「カルノシン」を含有。

カルノシンは動物の筋肉や脳や、中枢神経に存在しています。現在の研究では活性酸素のよるラット小脳神経細胞の障害作用を保護する抗酸化作用や、ヒトが運動すると筋肉に生成される乳酸を中和して疲労を軽くする生体pH平衡能を含むことが分かっています。

抗疲労効果成分「バレニン」

バレニンはくじら特有の遊離アミノ酸でカルノシンと同じく疲労回復効果が認められています。現在その詳しい研究が進められています。

アレルギー症状を起こしにくい

鯨肉は食べ物アレルギーを起こしにくく、卵や牛乳、肉類など、たんぱく質源のアレルギーを持つ患者のための代替品としても注目されています。

コラーゲン、コンドロイチンが豊富

くじらには皮膚の主成分で肌の弾力や強度を保つ為に必要なコラーゲンが豊富です。また軟骨には加齢とともに減少し、老化防止作用があるコンドロイチンが多く含まれています。